検診・検査から探す

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    人間ドック

    人間ドックとは、生活習慣病や、がん・心臓病・脳卒中などの病気が発症する前にリスク(兆候)をとらえ、診療を含む早期対処につなげるための健康診断です。 そのため、健康面でとくに問題を感じていない人の受診が原則で、健康保険が適用されない任意(自由)診療となります。病気になる前のリスク段階で対処する予防医療の普及は厚生労働行政の方針でもあり、各医療機関が人間ドックとしてさまざまな検査コースを提供しています。

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    脳ドック

    脳ドックとは、脳血管疾患(脳卒中)リスクを調べる検査コースです。脳卒中は、がん・心臓病と並ぶ3大死因です。脳卒中のうち脳血管がつまって起きる脳梗塞は、頭部MRI検査で調べます。また、脳血管が破れて起きるくも膜下出血の原因=未破裂脳動脈瘤は、頭部MRA検査で調べます。 さらに、脳卒中の前段階である動脈硬化を調べるため、頸部MRA検査や頸動脈超音波(エコー)検査、血圧脈波検査を実施する脳ドックもあります。

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    PET検査

    PET検査は、全身のがんリスクを調べる検査項目です。「PET-CT検査」を用いるがん検診として一般的に提供されています。がん細胞が正常細胞よりブドウ糖を多く取り込む性質を利用しており、ブドウ糖に似た検査薬(FDG)の静脈注射を受けた後に撮影されます。 1度の検査で(脳や膀胱などをのぞく)ほぼ全身をチェックします。とくに、肺がん、すい臓がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの発見に役立ちます。

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    心臓ドック

    心臓ドックとは、心臓病(心疾患)リスクを調べる検査コースです。心臓病は、がんに次いで多い死因であり、心筋梗塞・狭心症・弁膜症・危険な不整脈などに分類されます。心臓ドックは、動脈硬化を含む心臓病の予兆をとらえ、発症前の予防を目指します。 そのために、安静時心電図検査をはじめ、胸部超音波(心エコー)検査、頸動脈エコー検査、血液検査などを実施します。昨今は、心臓MRI検査を実施する心臓ドックもみられます。

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    胃がん検診

    胃がん検診とは、胃がんはもちろん食道がん・十二指腸潰瘍などを調べるため、胃・食道・十二指腸をチェックする検査コースです。死因1位のがんのなかでも胃がんによる死亡数は上位。その兆候をとらえるため、検査薬のバリウム液を飲む「胃透視」や内視鏡を口または鼻から通す「胃カメラ」が用いられます。 昨今は、臓器表層の血管を強調した検査画像を得るNBIまたはBLIの機能を搭載した胃カメラを用いる胃がん検診もあります。

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    大腸がん検診

    大腸がん検診とは、大腸がんや大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などのリスクを調べる検査コースです。死因1位のがんのなかでも大腸がんの死亡数は上位のうえ、増加傾向が指摘されています。その兆候とらえるために、「下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)」や「便潜血反応検査」が用いられます。 昨今は、大腸CT検査(仮想大腸内視鏡検査)を実施する大腸がん検診もあります。炭酸ガスで大腸を拡張させ、受診者の体外から撮影します。

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    肺がん検診

    肺がん検診とは、肺・気管・気管支などをチェックし、肺がんはもちろん肺炎・肺結核・肺気腫などのリスクを調べる検査コースです。死因1位はがんであり、部位別死亡数は肺がんが1位(男性1位、女性2位)。それほど頻発する肺がんをとらえるために、「胸部CT検査」や「胸部X線(レントゲン)検査」「喀痰細胞診検査」などが用いられます。 喫煙者や喫煙歴の長い人、日ごろから咳や痰が多い人などへの受診が推奨されています。

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    健康診断

    予防医療でいう健康診断とは、労働安全衛生法などにもとづく法定健診を意味します。会社などで年に1度実施される定期健診や、就職時に受診する健診がこれに該当します。 高血圧や糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病リスクを中心に、肺炎・肺結核なども含む健康状態の現状をチェックすることが役割です。検査項目は一般的な人間ドックより少ないですが、生活習慣改善や人間ドック受診のきっかけとしての意味を備えています。

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    メンズドック

    メンズドックとは、全身の健康状態をチェックする基本的な人間ドックに、男性特有の前立腺がんを調べる検査項目が追加された検査コースです。前立腺がんは増加傾向にあります。そのリスクを評価するために、血液検査の一種である腫瘍マーカー検査が主に用いられます。 前立腺がんにかかると血液中に増えるPSAをチェックする検査項目です。また、前立腺超音波(エコー)検査や前立腺MRI検査を実施するメンズドックもあります。

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    レディースドック

    レディースドックとは、全身をチェックする人間ドックに、乳がん検診・子宮がん検診が追加された、女性向け検査コースです。乳がん・子宮がんは女性特有のがんとされ、女性医師・女性検査技師による対応もよくみられます。 乳がん検診では乳房X線検査(マンモグラフィ)・乳腺超音波(エコー)検査、子宮がん検診では子宮頸部細胞診の設定が基本です。経腟エコー検査を実施し、子宮体がん・卵巣がんも調べるレディースドックもあります。

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    婦人科健診

    婦人科検診とは、乳がん検診と子宮がん検診をセットにした、女性向けの検査コースです。乳がん・子宮がんはいずれも、女性の人生に重大な影響を及ぼします。また、早期発見によって治療などの道が開けやすいがん種といわれています。ただいっぽうで、検診受診率の低さが社会問題ともされています。 乳がん検診では乳房X線検査(マンモグラフィ)や乳腺超音波(エコー)検査が、子宮がん検診では子宮頸部細胞診が主に用いられます。

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    乳がん検診

    乳がん検診とは、乳がんリスクを調べる、女性向けの検査コースです。女性にとって乳がんは、がんと診断される人数で1位なのです。そのため乳がん検診の定期受診は、本人にも社会全体にもプラスになるとされています。 検査項目には、乳房X線検査(マンモグラフィ)や乳腺超音波(エコー)検査が主に用いられ、女性医師や女性検査技師が担当するケースもよくあります。昨今は、乳房専用PET検査を実施する乳がん検診もあります。

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    子宮がん検診

    子宮がん検診とは、女性特有の子宮がんを調べる検査コースです。子宮がんは、子宮の入り口付近に発症する子宮頸がん・子宮の奥にある本体部分に発症する子宮体がんに分けられます。子宮がん検診では、子宮頸がん単独または両方のリスクを調べることが一般的です。 子宮頸がんは、子宮頸部細胞診、(子宮頸がんの原因となるHPV感染を調べる)HPV検査で調べ、子宮体がんは、経膣超音波(エコー)検査や子宮体部細胞診で調べます。