若さを取り戻すVol.3《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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脳細胞は、 一生
増えることがない

 これまで、脳細胞は分裂せずに減るばかりで、特に年をとると減るスピードが速くなると言われてきた。しかし、1998年にエリクソンというアメリカの研究者が衝撃的な発表をした。彼は、人間(56歳〜72歳)の脳細胞が細胞分裂していることを、死後脳解剖をして確認したのである。
特に、海馬という記憶を司る部分で細胞が増えていたことがわかっている。それ以降の研究においても、運動によって海馬の脳細胞が増加したり、サルに遊び道具を与えたり、訓練したり、考えさせたり、記憶させると脳細胞が増加するが、孤立させると脳細胞が増えないという発表が相次いでいる。
人間にも六十の手習いという言葉があるが、いくつになっても脳細胞を活性化させることは可能なのだ。そう、脳もアンチエイジングできるのである。

タバコを吸う
活性酸素が増える

 1995年にアメリカの『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』という権威のある臨床医学雑誌にその報告が発表された。10人の喫煙者と、10人の非喫煙者の酸化ストレスのマーカーであるイソプロスタンという物質の血中濃度を調べたところ、喫煙者で高く、非喫煙者では低いという結果が得られた。
そして、喫煙者が禁煙した場合、2週間後にはイソプロスタンの濃度も低下。このことから、タバコを吸うとフリーラジカルによるダメージが増加し、禁煙によって減少することが証明されている。
タバコを吸えば、フリーラジカルが原因である病気(高血圧、狭心症、心筋梗塞、ガンなど)になる確率が高くなるのも、当然の結果と言えるだろう。
参考文献 Morro etal『New England Journalof Medicine 1995年(332)』

デトックスで若返る

 

 まずは、重金属のデトックス(解毒)についてお話ししておこう。産業が発展して以来、私たちの身の回りにはカラダに有害な重金属があふれている。
たとえば、鉛はガソリン、ペンキ、バッテリー、水道水に含まれている。カドミウムはタバコや電池に含まれ、アルミニウムはアルミ鍋、アルミ缶、アルミホイルなどから口に入ってくる。水銀は歯の治療に使われるアマルガム(銀歯)や、魚の生態系で濃縮されてマグロ、カジキなどに含まれている。
これらの重金属は、半減期も長く、なかなか排出することができないので、カラダの中に蓄積されやすいのだ。さらに、老化すると排出する代謝機能も衰えるので年齢とともに蓄積の度合いが高まってくる。
こうした重金属は静かに私たちのカラダを蝕んでいき、細胞に影響を与え、老化を加速し、さまざまな病気を引き起こす原因となる。
カラダの重金属を薬を使って外に出すことを、キレーションと言う。キレーションで使われる代表的な薬(合成アミノ酸)がEDTAと言われるもので、注射や内服することによって重金属と結合し、尿や便の中への排出が促される。キレーションをすると、有害な重金属だけでなく、カラダに必要な金属(マグネシウム、亜鉛など)も失われるので、補充しながら治療を行なっていく必要がある。
キレーションは、医師の指導のもとに医療機関で行なう治療である。しかし、日常の生活の中で手軽に行なえるデトックスもある。それは、水をたくさん飲んで尿をたくさん出すこと、便秘をしないこと、運動、入浴、サウナによる発汗(サウナについては、高血圧、不整脈、心臓病のある人は医師と相談したほうがいい)などだ。発汗によって、水銀や銅などの重金属や農薬などの化学物質が排出されることが知られている。

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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]