便秘の人は大腸ガンになりやすい《ウソなの?ホントなの?》

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便秘の人は
大腸ガンになりやすい

 

近年、大腸ガンは増加の一途である。日本では、毎年約6万人が発病している。大腸ガンが増え続けている最大の要因は「食事」にある。特に食物繊維の摂取量が減り、動物性の脂肪やタンパク質が増えたことによると言われている。
食物繊維が少ないと、消化の過程で発生する有害物質を吸着できなくなる。また、腸内細菌のバランスが崩れやすく、食べたものが腸内で異常発酵を起こすことがある。
このような化学的な刺激が腸の粘膜に異変をもたらし、細胞をガン化させるというのが通説だ。特に便秘をしていると、腸の粘膜は長時間刺激にさらされることになる。
カルシウムには大腸ガンの予防効果があることがわかっている。朝一番のミルクで、カルシウム補給と便秘解消を考えてみるのはいかがだろう。
しかし、食物繊維については、たくさんとっても予防効果がないとする研究結果も報告されている。Brigham and Women’s病院とハーバード大学の研究によると、女性8万8757名を対象とした16年間の追跡調査で、食物繊維をたっぷり含んだ食事をしていた人たちと、そうでない人たちを比較しても、大腸・直腸ガンの危険度は変わらないという結果が出た。一方で、食物繊維がガンの予防に有用だと考えている研究者たちも多い。

参考資料 『Medical Tribune 1999-4-8』より

アルコール
うんちを
軟らかくする

少量のアルコールで便が軟らかくなることはあまりない。しかし、ビールなどを大量に飲むと、食べものが便になるまでに水分を十分に吸収しきれず、便が軟らかくなる。
また、アルコールを習慣的に飲み続けると下痢を起こしやすくなる。これは、膵臓の機能低下と関係がある。膵臓からはタンパク質や脂肪分を分解するさまざまな消化酵素(アミラーゼ、リパーゼ、エラスターゼなど)が分泌されているが、長期間、大量にアルコールを飲み続けると、膵臓の消化酵素の分泌に悪影響をおよぼし、食べものが十分に消化できなくなってしまうのだ。
消化不良の食べものは腸の負担となり、下痢を起こすようになる。このような状態を慢性膵炎と言う。

下痢をしているときはなるべく
水分を摂らないほうがいい

 

下痢というのは、食べたり飲んだりしたものだけが出ているわけではない。通常、私たちのカラダは1日に約3リットルの胃液、2・5リットルの腸液、1・5リットルの膵液と胆汁、そのほかの消化酵素など、口から摂取する以外にも大量の水分(消化液)を消化管のなかに分泌している。
この大量の水分は、普通は食べものが消化吸収される過程でカラダに回収される。しかし、下痢をしていると、この消化液の回収もうまくいかず、1日に何リットルもの水分を失うことになる。
下痢をしていると、つい水分を控えめにしがちだが、これは間違いである。水分をしっかり補給しないと、脱水状態になってしまう。もちろん、胃腸に病気があって下痢をしているときには、水分を飲んでも吸収されないこともある。このような場合には、点滴など口以外のルートから水分を補給する必要が出てくる。
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