糖尿病を退治するVol.9《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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インスリン注射を始めたら、
一生続けなければならない

2型糖尿病でインスリンを一生打ち続けなければならないケースというのは、長期にわたる高血糖によってインスリンを分泌する膵臓のβ細胞を死滅させてしまったり、長期間経口薬を用いたことでβ細胞の機能や数を極端に低下させてしまった時に起こってくる。
十分な効果が得られないままインスリン分泌を刺激する薬を長期間投与すると、β細胞が死滅してしまい、インスリンを一生打たないといけなくなる。これを避けるために投薬で血糖が十分に抑えられていない場合は、早めにインスリン治療に替え、β細胞が死滅することを防ぐことが重要である。
早めにインスリン治療に替えてβ細胞に休養を与えていると、かなりの割合で飲み薬だけで十分に血糖値がコントロールできるようになる。
1型糖尿病の患者ではインスリンを一生打ち続ける必要があるものの、2型糖尿病では決してそのようなことはない。逆に一生インスリン注射をすることを避けるためにも、積極的にインスリン治療を行なう必要があるのだ。

 

糖尿病の人は
カゼ薬を飲んではいけない

糖尿病でも、食事療法と運動療法のみで血糖値をコントロールしている2型糖尿病の人は、カゼ薬を飲んでもまったく問題はない。
ただし、インスリンや飲み薬を使用している場合は、風邪薬に含まれる成分との相互作用を考えなくてはいけない。特に痛みを抑え、熱を下げるために使用されるサリチル酸剤やアスピリンは、インスリンやインスリン分泌を刺激する薬の効能書きに併用への注意が記載されている。
短期間の服用であればほとんど問題はないかもしれないが、カゼで受診して薬を処方してもらう時や、薬局で一般薬を購入する場合には、必ず糖尿病の薬を使用していることを伝えるようにしよう。
 

糖尿病でも、
ニコチン量を減らせば
喫煙し続けてもいい

タバコが糖尿病を引き起こすという科学的証拠はあまりない。だが、タバコは動脈硬化症の大きな危険因子となるため、糖尿病の有無に関係なく禁煙をするべきである。もちろん糖尿病では動脈硬化が進むため、禁煙は不可欠となる。
では、もし禁煙できない場合にどうするべきか。ニコチン依存が強い場合、タバコをやめるとすぐにイライラするため、禁煙補助薬などの力を借りるのも1つの方法だ。また、ニコチン含有量が低いタバコにかえて1日の本数を20本以下にし、依存のレベルを緩和してから禁煙に移ることも有効と思われる。
しかし、ニコチンやタール含量の低いタバコにして、健康になろうと考えるのはまちがいだ。タバコには200種類以上の有害物質が含まれていることを忘れてはいけないのだ。
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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]