糖尿病の人は献血ができない《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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糖尿病の人は
献血ができない

血糖値のコントロールがよく、薬も服用していない糖尿病患者であれば献血は可能かもしれないが、薬物治療を必要とするような状態では献血はできない。
それは、糖尿病の薬には劇薬も含まれていて、健康な人の体内に入ると危険をおよぼすことがあるためだ。献血の問診にも「この3日間に注射や服薬をした」という禁止事項があり、薬の種類によっては献血も可能だが、糖尿病薬はNGである。

糖尿病の初期は
自覚症状がない

 2型糖尿病の初期ではほとんどの人に自覚症状がない。これは日本の健康管理システムが十分に整っているため、糖尿病の自覚より発見のほうが早いためと思われる。
家庭の医学書には糖尿病の症状として「のどが渇き、水をたくさん飲み、よくトイレに行く。また、急激に体重が減る」などと書いてあるが、これは糖尿病がかなり悪化した状態と言える。昔はこのような状態にまでなって、やっと糖尿病が見つかったということだろう。
もちろん、いまでも急激に悪化した場合には、このような糖尿病特有の症状を訴える人はいる。しかし、自覚症状がないのに入院を必要とした人に退院時に話を聞いてみると「いま思えばかなりカラダが重かった。無理をして働いていた」などという感想が返ってくる。糖尿病の症状が少しずつ出ていたとしても、仕事のしすぎくらいに考えていたと言えよう。
病気が進んでもなかなか症状が出てこないのが糖尿病の特徴でもある。かなり悪い状態でいても、発病から5年間ぐらいは糖尿病性神経障害によるしびれなどの自覚症状は起こらない。
腎症や網膜症においては、病期がかなり進んでも末期までほとんど症状は自覚せず、突然眼が見えなくなって、病院に飛び込んでくる人も多いのだ。糖尿病と言われたら、自覚症状の有無に関係なく、定期的な検査が必要となる。

空腹時に
冷や汗が出るのは
糖尿病の疑いがある

一概には言えないが、糖尿病の前段階(耐糖能異常)である可能性は十分に考えられる。この段階では、まだ十分にインスリンを分泌する能力が保たれていると言えるだろう。しかし、血糖値が上昇してもすぐに反応してインスリンを分泌することができなくなっているのだ。
このため食後30〜60分の血糖値は正常者よりかなり高くなり、膵臓は多くのインスリンを分泌し、血糖を下げようとする。このように糖尿病の前段階では、インスリンの分泌のピークが血糖値のピークよりかなり後ろにずれ、血糖値が下がっているのにまだインスリンがたくさん血液中に存在する状態になることがある。
このようになると食後3〜5時間後に低血糖となり、強い空腹感とともに手のふるえや冷や汗という症状が出てくる。特に食事の間隔があいた時に、こうした症状が出やすい人は、一度検査を受けることをおすすめする。
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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]