糖尿病を退治するVol.4《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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ストレス
糖尿病の原因である

 ストレスはカラダの交感神経を刺激し、インスリンの分泌を低下させ、肝臓からのブドウ糖の放出を増やしてしまう。そのため血糖値の上昇につながり、理論的には強いストレスは糖尿病には良くないとされている。しかし、ストレスがどのくらい糖尿病患者を増やしているかについての詳しい調査はされていない。
ただ1つ言えるのは、ストレスがあるとその解消のため、お酒をたくさん飲んだり、ヤケ食いをすることがある。疲れると甘いものがほしくなった経験がある人も多いと思うが、このような行動は確実に糖尿病の引き金になってくる。
実際、私の糖尿病外来でも「食べないと気が狂ってしまう」という人もいるくらいだ。現代社会にはストレスが多いのが現状だが、これを上手に解消する方法を会得するのも糖尿病の予防や治療には重要だ。

内臓脂肪が多い
糖尿病になりやすい

 内臓脂肪だけではなく、皮下脂肪が多い人も標準的な体重の人に比べてカラダが大きい分、維持するのに必要なインスリン量が増えるため、糖尿病にはなりやすい。しかし、同じように肥満がある場合でも、肥満のタイプによって糖尿病やそれにともなう心筋梗塞の発症率に差があるのだ。
皮下脂肪型の肥満(下半身型)より、内臓脂肪が多い上半身型の肥満の方がより糖尿病発症のリスクが高いとされている。大阪大学の松沢名誉教授は、メタボリック症候群(P58参照)を内臓肥満症候群と呼んでいた。
正確に内臓肥満症と診断するにはヘソの高さでCTスキャンをする必要があるが、ウエストとヒップの比率やウエストサイズによっておおよその診断を自分で行うことができる。その気になれば、内臓脂肪は皮下脂肪より簡単に落とすことが可能だ。

糖尿病の人は
野菜中心の
食生活が理想だ

 糖尿病の人に限らず、若い世代では食事が動物性の食品にかたよりがちで、野菜不足が目立つため、野菜中心の食生活を心がけると良いだろう。しかし、カラダに必要なタンパク質が不足するような極端な野菜中心主義はNGである。
インドなどベジタリアンが多い国でも、決して動物性タンパク質を口にしないわけではなく、乳製品は十分に摂り、タンパク質が不足しないように注意している。
多くの病院には「糖尿病食」というものもあるが、特別な食事ではなく、すべての栄養素が過不足なく含まれている「理想的な健康食」と言える。病院によっては、「糖尿病食」というもの自体がなくなってきている。要はバランスの問題なのだ。
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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]