体臭をなくすVol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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絶対嗅覚は存在する

絶対音感が存在するように、絶対嗅覚はあるのか? 残念ながら移ろいやすいにおいと同じように、においに絶対的な基準は存在しない。
現在では、いろいろなロボットが開発されているが、においを嗅ぎ分けるロボットや機械はまだ開発されていない。それに一番近いのが、ガスクロマトグラフィーだが、この機械の本来の役目は、物質に含まれる成分を分析すること。その成分がどんなにおいがするかは、やはり人間の鼻に頼らなくてはならないのだ。

 

男のほうが体質的に体臭に鈍感

解剖学的には、男女の鼻の構造、機能にはそんなに大きな違いがない。しかしテストしてみると、においに最も敏感なのは、20代の未婚の女性という結果が出る。
この結果で考えなければならないのは、むれた靴下などの悪臭への反応が非常に高い点だ。特に女性はきれいで清潔でなければならないという意識が高い。そんな傾向がだんだんエスカレートすると、自分のカラダのにおいが臭い、人に迷惑をかけていると思い込んでノイローゼや過敏症になる場合すらある。また、女性は日常的に化粧品を数多く使っているため、においに対して敏感になるよう訓練されている、ということも言えるだろう。
もし、性別でにおいに対する感受性が異なるなら、ワインのソムリエや調香師といった香りの専門職には、男性か女性かどちらかしかなれないと思うのだが。

 

未開人ほど体臭が強い

一般に体臭のにおう人は「野蛮」といった偏見がある。1917年にエクリン腺とアポクリン腺を初めて区別したドイツの解剖学者、シーファーデッカーもそんな偏見に囚われてしまった1人だった。
彼はヒトが進化するにつれて、アポクリン腺も退化すると考え、アポクリン腺が発達している人種ほど進化の程度が劣るとした。そして北欧ゲルマン系の男性が最も進化していると主張したのである。しかし後の調査で、東洋人、特に日本人はアポクリン腺の発達が悪く、白人より進化しているという結果が出てしまった。アポクリン腺の発達は進化や野蛮度とは関係なく人種的なものに過ぎないと考えるべきである。なお、人類学的にはアポクリン腺の多いのは、黒人、白人、黄色人種の順となっているが、これが人種的な優劣を表わすことにはならないのは、よくおわかりだろう。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]