ストレスを和らげるVol.8《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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ペットを飼うと逆に
ストレスのもとに
なることが多い

疲れて帰宅したときに、自分を待っていてくれるペットがいるのは楽しいもの。動物との触れ合いは、情動を活性化させ気分を和ませる効果がある。世話をやくのも楽しみのうちだ。生きがいを感じれば精神も安定し、散歩に連れだすことで運動解消にもなる。人に無愛想で動物にだけココロを開く人が、ペットを介して交友関係を広げることもある。ただ、かわいがりすぎると、ペットの死が「ペットロス症候群」を招くこともある。それが嫌で飼わない、事情で飼えないという人には、たまには動物園に行くことを勧めたい。動物の観察は気持ちを和ませるとともに、思わぬ発見がある。仕草や顔が誰かに似ているとか……(笑)。

 

○アニマルセラピー○

動物を飼うという経験は、人のココロを癒すと同時に、子供のココロをも育てる。生き物との触れ合いを通して、ゲームでは味わえない相手との関わり方や友情、責任感などたくさんのことを学習する。特に、母性が芽生える4、5歳の女児にとっては、育てる喜びが育児のシミュレーションにもなり、情緒教育には欠かせないものだといわれている。子供が動物を飼いたがるのは、自然の摂理なのだ。荒れた世相を見るにつけ、動物との触れ合いで得られる安らぎや優しさが必要とされているのがわかる。犬を飼う高齢者のほうが長生きするという調査まであるのだとか。病んだ人のココロを癒すのだから、健常人ならなおのことだ。
アニマルセラピーで有名なイルカには、けがや病気の仲間を助ける性質があることがわかっている。さらに、人のココロの病いまでをも感知すると言われる。2004年10月には、ニュージーランドでサメの襲撃からイルカの群れが少女を守ったというニュースがあった。

 

室内の鉢植植物
シックハウスを
改善する

植物の鑑賞や生育には癒しの効果がある。職場に植物を導入すれば疲労しにくく、生産性がアップするというデータもある。しかし、もっと大きなパワーがあった。NASAの研究により、植物は室内の有害物質を吸収し空気を浄化することがわかった。人が生活の9割を過ごす室内は、実は合成資材や家電製品などから発散される多くの有害物質などで汚染されている。アレルギー、ぜん息などを引き起こすシックハウスだ。鉢植植物は汚れた空気を浄化し、マイナスイオンにより活性酸素を抑制して細胞を元気にさせ、血液まで浄化してくれる。きれいな空気を深く吸い込むことが、ココロの深呼吸にもなるのだ。

 

ブランド好きは、
依存症予備軍

 

買い物でストレス発散する人は多いが、あなたは買い物に興奮し、ブランド品を身につけていないと不安になる傾向はないか?
人はみな様々なものに依存して暮らしているが、その対象や行為を自分でコントロールできれば問題は起こらない。ところが、対象にのめり込みすぎて自分を止められないのが依存症だ。ブランド好きが悪いわけではないが、ブランドへのこだわりが異様に強ければ、依存症になりやすい。理想の自分と現実とのギャップに落ち込み、その無力感とストレスが依存症へと駆り立てる。自分に自信がない、他人の評価が気になる、依頼心が強いという性格だと、現実逃避してブランドモノで身構えることになる。

○3つの依存症○

ものや情報があふれる現代。24時間営業やローンの普及などで、時間や経済力による歯止めがなく、いくらでもそれらを享受できる。ものの数だけ依存症があり、ブランド品を買うために援助交際のようなゆがんだ現象が起こる、自分を見失いやすい社会でもある。ブランドは自己表現の道具の1つにすぎない。ブランドに振り回されるのではなく、ブランド本来の価値につりあうように自分を磨きたいものだ。依存症には大きく分けて3つある。
1物質依存 酒、タバコ、薬物、パソコン、携帯電話など
2プロセス依存 ギャンブル、買い物、セックス、ダイエット、摂食障害、仕事など
3関係性依存 親依存、子依存、家庭内暴力(DV)など
酒・タバコ・薬物・ダイエット、摂食障害、DVなどは、心身の健康を脅かす危険な依存だ。他も、周囲とトラブルを起こしたり、生活を破綻させる恐れは高い。仕事依存やテクノ依存は特に対人関係を悪化させる。依存症で身体症状にまで至ればかなり重症だが、その前に自分の状態に気づきたい。依存するなら、害のないものにすべきだろう。

悲しいときに
つくり笑いをすると
ストレスになる

人は、喜怒哀楽で感情表現している。カラダが食べた物を排出するように、うれしいことも悲しいこともココロにため込まずに、素直に表現するのがよい。ココロが健康だからこそ悲しさも感じられるのだ。それを押し殺してつくり笑いをするのは、一見カッコよさそうだが、強烈なストレスになるだけだ。「どんなときでも笑顔を欠かさない素敵な人」にあこがれる人も多いが、それは上手にストレスをコントロールしているからこそできる技なのだと心得よう。悲しいときは悲しさにどっぷりと浸かり、その感情を吐き出してしまうこと。それから、ゆっくりと回復していけばいいのだ。電話やメールではなく、実際に会って話をじっくり聞いてくれる友人がいないことには話にならないが。

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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]