ストレスを和らげるVol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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ストレスに鈍感な人ほどストレスに強い

ストレスを感じないからストレスに強いとは限らない。現代社会では、人間関係や仕事を円滑にするために自分の感情を抑えたり、嫌なことでも引き受けざるを得ないことが多い。
交感神経と副交感神経の両方が機能したアンバランスな緊張状態を長期間強いられる。そういう状況に慣れて鈍感になると、自分が心身に負担をかけていることにさえ気づかなくなる。
つまり、自分のストレス状態を自覚できないということだ。自分の気持ちも、カラダの疲れも感じにくくなってくると、心身症にかかりやすくなる。
ストレスを感じなくてもストレスは解消されたわけではない。ちゃんと心身に蓄積されているのである。

○失感情症と失体感症○

  1. 失感情症(アレキシシミア)
    失感情症は自分の感情に気づきにくく、それを言葉でも表現しにくい状態のこと。普通、誰でも喜怒哀楽の感情によりストレスを発散する。
    アレキシシミアの人はその感情に気づいたり表現することが下手なので、心身の疲労に気づかず「まだ大丈夫」と、つい無理をしがちになる。

  2. 失体感症(アレキシソミア)
    失体感症も失感情症と同時によく起きる症状の1つ。人のカラダは、生命機能を維持するため様々なサインを出している。眠気や空腹感、疲労感、のどの渇き、深呼吸などなど、普通はこのサインに自然に応じる。ところがアレキシソミアの人は、その状態がわからない。危険な状態に陥って、初めてカラダが衰弱していることに気づくといった具合だ。

 「タイプA」とは、血液型がA型の人のこと

血液型ではない。虚血性心疾患の患者の行動パターンに共通した特徴のことを「タイプA行動パターン」という(Aはaggressive攻撃的・積極的の頭文字)。
タイプAの人の性格は攻撃的、野心的、精力的、せっかちで一度に多くの事をこなそうとし、早口で食事のスピードも速く、常に時間に追われてイライラしている。いつも交感神経が興奮し続けているので血圧や心拍数が高い。血液の凝固系も亢進して血管が詰まりやすく、心筋に血液が十分に供給されず、虚血性心疾患になると考えられている。あなたはバリバリ仕事をこなすタイプではないか? だとしたら、タイプAかもしれない。自分の行動パターンを振り返って、スローライフを取り入れよう。

○他にもこんなタイプが○

タイプAの人は、家に仕事を持ち帰ったり、休日出勤をするタイプなので、ストレスをためやすい。ONとOFFの切り替えにメリハリをつけたい。タイプA以外にも、タイプB、タイプCという性格傾向がある。
タイプBは病気との関連は指摘されていないが、タイプCはがんになりやすいタイプ。タイプBの人は、好き嫌いがハッキリしており、嫌なことは拒否するが、納得するととことんやり通すタイプ。目先の変化に対応するので、ストレスはあまりたまらないようだ。
タイプCは抑圧的で自己犠牲的、真面目で几帳面、我慢強く従順なタイプ。緊張や不安、不快感などを表現できずにストレスを目いっぱいためこむので免疫力が低く、がんの発生率が高いといわれる。時には、勇気を持って「ノー」と言うことも必要だ。

 

怒ってばかりいるとストレスへの抵抗力が弱まる

「そんなに怒ると血圧が上がるよ」と昔からよく言われる。その通りだ。怒りは交感神経が極度に興奮した状態である。副腎のストレスホルモンの分泌が亢進されて、心拍は高まり、血圧が上がり、迎撃態勢が整う。相手を攻撃するか、逃げるかしてこの状態が収拾されずに長引くと、カラダは消耗する。
前に自律神経を車のアクセルとブレーキにたとえたが、怒った状態はアクセルを踏み込んで突っ走っている状態だといえる。この状態が頻繁に起こると、当然、免疫力も落ちてくる。大勢でみんな同じ物を食べたのに、ただ1人、その日機嫌が悪い者だけが下痢をしたという経験はないだろうか。怒りは出しすぎてもため込んでもストレスになるやっかいなもの。気持ちの切り替えが大切だ。

 

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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]