クーラーでカラダが冷えると 免疫力が低下する。ウソなの?ホントなの?

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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体温が下がると、人間の生命を維持するため の酵素の働きが低くなり、免疫力も低下する。 そのため、カラダを冷やしすぎることは、免疫 力を低下させる直接的な原因となる。  もちろん、クーラーでカラダを冷やすことも、 やはり免疫力を低下させる。  また、クーラーに慣れてしまうと、室内と室 外の温度差にカラダが対応できなくなり、これ により自律神経の調子が狂い、免疫機能に影響 を及ぼすことになる。

カラダを暖めると免疫力がアップ

体温が下がると免疫力も低下する。しかし、逆にカラダを暖めることで、免疫力を活性化することも可能だ。たとえばカゼを引くと熱が出るが、これは体温を上げて免疫力を高めようとする自然な働きによるもの。
また、ガン細胞は熱に弱いことが知られていて、体温を上げてガン細胞をやっつけるという治療法(温熱療法)もある。
それでは、カラダは暖めれば暖めるほどよいか、というと、そうでもない。体温が上がると、体力(エネルギー)を消耗し、ある一定以上の温度になると、人間のカラダを作っているタンパク質が変性してしまうためだ。

低体温でも免疫力は低下する

標準的な人間の体温は、わきの下で36・5℃。この時、体内の温度は37℃を少し超えるくらい。これよりも体温が低くなると、体内のさまざまな「酵素」の働きが低下してしまう。
この酵素は、人間の生命を維持するためにとても重要な働きを担う。免疫機能もこの酵素の働きによって支えられているのだ。

冷え症が免疫力を下げる

冷え症の人は、体温が下がりやすいため、低体温と同様に免疫力も低下傾向にある。
カラダは冷えを感じると、筋肉を収縮させて熱を生成する。寒いときにカラダが震えるが、これは、筋肉を動かして体温を上げようとするため。このとき、筋肉の量が少ない人は、冷えに対して体温を上げることが十分にできない。そこで、大切なカラダの中心部を冷やさないように、手足の血管を収縮させ、体温の放熱を少なくする。これが冷えの正体。
冷え症の人は、体を冷やさないようにすること、そして冷えにくいカラダを作ること(=筋肉を増やすこと)が大切なのだ。

筋肉の4つの機能

筋肉の働きは、カラダを動かすだけではない。冷え症の人は筋肉を増やそう!

1.体温を上昇させる機能

筋肉は収縮すると熱を発生。

2.血液を循環させる機能

筋肉は血管を圧迫して動かし、血液を送り出すポンプの働きをする。

3.脂肪を燃焼させる機能

脂肪は筋肉を動かす燃料として消費される。

4.骨を強化する機能

筋肉運動は骨の成長を刺激して、丈夫な骨を作る。

カゼ薬を飲んで熱を下げると、
カゼが治りにくい。


カゼを引いたときに熱が出るのは、体温を上げて免疫力を高めようとする自然な働きによるものだ。そのため、解熱剤などを服用して、熱を下げるのは、免疫力を高めようというカラダの反応を抑えることになる。
またカゼ薬は、胃腸障害やアレルギーなどの副作用の危険性もある。やみくもに薬を飲まないほうがよいだろう。カゼのウイルス自体に薬は効かないため、抗菌薬(抗生物質)は無意味であると学会も認めているのだ。
しかし、熱やノドの痛みで食事や水分が十分とれないと、栄養や水分、そして体力を消耗し、免疫力も低下してしまう。このような場合は、熱や痛みなどの症状を薬で治療して、十分な栄養補給を行う必要がある。

いつも活動的な人
免疫力が高い。


仕事をバリバリこなす、いつも活発、何をするにも積極的……。こういう人には、とにかく健康なイメージがある。しかし、必ずしも免疫力が高い、というわけではない。
それは、カラダを活動的な状態で保ち続けることが、自律神経に緊張を強いることになるためだ。自律神経の緊張は、免疫のバランスを崩し、胃腸の症状や動脈硬化、ガンなどの病気の危険度を高めると言われている。
元気で活発なのは、とても大切なこと。それでも、免疫力を保ち、健康を維持するためには、カラダがリラックスする時間も十分にとってあげる必要がある。
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]