睡眠中は血圧が下がるので安心《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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一般的には昼間目覚めているときよりも、夜眠っている間のほうが血圧は低くなる。いうまでもなく、それは睡眠による効果。したがって、十分な睡眠をとることは、血圧を下げ、心臓や血管を安静な状態にするという意味で、高血圧症の人にとっては大切なことである。ただし、高血圧症の中には、夜間の血圧が高くなるというものもあるので、睡眠中だからといって無条件に安心はできない。
また大きないびきをかく人で、「睡眠時無呼吸症候群」の患者には、眠っている間に一時的に無呼吸状態になる人がいる。このときは血圧が非常に高くなっているので、危険な状態といえる。いびきも血圧と無関係でないので、いびきをかかない工夫として、横向きで寝る、部屋の湿度を保つ、飲酒を控える、肥満を解消するなどの対策を考えたい。

入浴こそ、
家庭でできる
最高の高血圧治療

入浴は、うまく利用すれば、血圧を下げる効果があることは間違いない。ただしそこにも、「正しい入浴法」というものがある。まず第1に、熱い湯(41度以上)は厳禁。高温の湯に浸かると、血圧は急激に上がり、動悸が高まり、ときには脳出血、心筋梗塞などを引き起こす危険性がある。逆に、ぬるい湯にゆったりと浸かれば、おだやかな刺激で血圧は上がらず、血管が拡張して、血圧降下が期待できる。
第2に、ぬるい湯でも、降圧薬を服用して長湯をすると、血圧を下げすぎることがあるので要注意。また、冬期には、脱衣場で裸になったときや、入浴後に寒い脱衣場に出ると、急激な血圧上昇が起こるので、冬場の脱衣場はあらかじめ暖めておくなどの工夫が必要である。
温泉旅行などは、入浴による温熱効果の他に、周辺環境によるリラックス効果なども期待できる。

トイレで脳出血を
起こす人が多い

排便と血圧の関係でいえば、まずもっとも影響があるのが、大便時の「いきみ」。いきみは急激に血圧を上下させるために、高齢者の中にはトイレで用便中に脳出血を起こすことも少なくない。その予防法は、あまりいきまないでも排便できるように習慣づけることや、便秘しないように食べ物にも気をつけることなど。トイレでは、風呂場の脱衣場と同様に肌を外気にさらすことになるので、冬場などは暖房にも注意したい。
小便時もたまった尿を急に排出すると、低血圧を引き起し、ときには失神することもある。したがって、アルコール好きの中高年齢層は小便のときにも要注意。
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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]