降圧薬を飲まず、生活改善だけで高血圧は治る《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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 よほどの重症高血圧でない限り、高血圧と診断されても、医師がいきなり降圧薬を処方するということはまずない。いろいろと問診を行い、生活習慣の改善を指導することから始まるのがふつう。しかし、生活改善だけでは対処できない高血圧症も多い。そして、そういう段階だと判断されれば、降圧薬の治療が始まる。
しかも降圧薬を服用しても、それは血圧をコントロールするためであり、高血圧そのものを根本から治すことはできない。したがってもともと生活習慣だけに起因する軽度の高血圧は別として、通常は降圧薬の服用が必要になる。むろん生活改善の効果で、降圧薬の量が減るといったことはあるが。

 

降圧薬は 1度飲み始めたら、
一生続けなければならない

 

 まず第1に知っておくべきことは、降圧薬によって血圧が下がったとしても、高血圧症が「治った」わけではないということである。
たしかに軽症高血圧症の人で、生活改善や降圧薬によって長期間血圧が下がった場合には、一時的に降圧薬の服用を停止することはある。ただしそうなる比率は患者の1〜2割程度。その上、仮に服用をやめることができたとしても、血圧が上がってくればまた降圧薬の服用が必要になる。
そういうことを考え合わせれば、降圧薬はいったん開始したら一生続ける覚悟で服用し続けるもの、と思ったほうがよいだろう。降圧薬は高血圧症を完治できる薬ではないし、また、高血圧症の多くは治る病気ではなく、「抑えながら付き合っていく」病気なのだという認識が必要だろう。

 

漢方薬なら副作用を
引き起こすことなく、
血圧を下げられる

 

 「血圧を下げる」という面では、漢方薬は西洋薬ほど作用は強くないのがふつう。むしろ漢方薬は、頭痛、肩こり、冷えなど(高血圧の合併症の影響の場合も多い)、不快症状を軽くし、その結果として血圧も安定するという効果のほうが大きいといえる。東洋医学では、ある特定の症状を改善するというよりも、病気をカラダ全体の問題としてとらえ、その人の体質に合った漢方薬を処方する。したがって同じ高血圧症でも、人によって薬の種類も違ってくる。
「漢方薬には副作用がない」というのは誤解で、中には重い副作用を引き起こすものもあり、あるいは血圧を高める漢方成分も存在する。また降圧薬を服用している人が漢方薬を併用する場合は、細心の注意が必要。したがって漢方薬を用いる際には、この分野の知識を持った医師に相談することが大切である。

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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]