関節の痛みをとるVol.6《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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腰椎椎間板
ヘルニア
手術をしなければ
治らない

腰椎椎間板ヘルニアは、前かがみの姿勢で重たい物を持つ人がなりやすい腰痛で、20〜40歳代の働き盛りの男性に多く見られる。手術をしなければならない人は極めてまれであり、安静、消炎鎮痛剤の処方、コルセットなどによる装具療法、さらに温熱や牽引の保存療法などの治療によって90%以上は治る。ただし、再発することも多いので、発症後のリハビリをしっかり行なうことが大切である。
椎間板に負担のかかる中腰の姿勢を避けることが予防の最大ポイントだ。

○いろいろな姿勢での椎間板圧力○

日常生活におけるさまざまな姿勢によって、腰椎の椎間板にかかる内圧は変化する。スウェーデンの整形外科医ナケムソンは、直立姿勢のときの圧力を100として、体重70kgの人の椎間板にかかる圧力を姿勢ごとに計測し、「直立姿勢(100)よりも、イスに座っているほう(140)が圧力が多くかかる」との結果を出したが、近年では異なる結果が得られている。
ウィルキーによる計測結果では、ナケムソンの結果とは逆に、「直立姿勢よりも、イスに座っているほうが圧力が少ない」という結果で、中腰の姿勢は直立姿勢の約2倍で、直立姿勢で20kgの荷物を持ったときと同程度の圧力がかかる。ただし、イスに座った姿勢は、背もたれのついたイスに背をやや後方に傾けた姿勢の場合である。

O脚の人
膝の関節症に
なりやすい

 

膝の痛みで最も多いのは変形性膝関節症で、その最大の原因が日本人に多いO脚、いわゆる「がにまた」。
両膝がOの字のように外側に湾曲したO脚だと、体重が膝の内側にかかるため、内側の関節軟骨がすり減って関節が変形し、関節痛を引き起こす。症状が進行するにつれて、O脚の度合いはひどくなるので、早めに治療を受けるようにする。治療では靴の中敷に似た足底板などが使われ、O脚の人の場合は、かかとの外側部分を高くして関節の変形を矯正する。なお、膝が内側に傾くX脚の人も膝の関節痛になりやすいが、日本人には少なく欧米人に多い。

 

○O脚とX脚の膝への負担○

 

 

男性より女性のほうが
膝の関節痛になりやすい

 

変形性膝関節症は50歳以上の女性に多い病気である。また、膝の使いすぎで起こる膝蓋軟骨軟化症は20歳前後の若い女性に近年急増しているほか、全身のあちこちが痛む慢性関節リウマチも女性の患者が圧倒的に多い。
男性よりも女性のほうがなりやすい原因は、まだはっきりとは解明されていない。女性ホルモンや筋肉量などとの関連が推測されるが、軟骨の栄養不足や肥満によって膝にかかる負担が増えることも、その原因の1つと考えられる。

 

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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]