胃をなおすVol.7《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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食後の一服
に悪い

喫煙は、胃液の分泌を低下させるとともに、胃の粘膜の血流も低下させることがわかっている。胃液の分泌低下は、胃の消化・殺菌能力の低下を招いてしまう。また、胃粘膜の血流低下は、胃の防御因子を抑制し、胃炎や胃潰瘍などの病気をつくりやすくなる。
1度潰瘍ができた場合も、喫煙者は非喫煙者に比べて治りにくく、再発率も高い。食後の一服は、胃の負担になることを覚えておこう。

胃薬は液体状
方が効きやすい

胃薬が効くメカニズムは大きく分けると2通りしかない。1つは[攻撃因子]を抑えるタイプ(胃酸の分泌を抑える)。もう1つは[防御因子]を強化するタイプ(胃の粘膜を保護する)で、どの胃薬もこのいずれかに属すると考えていいだろう。
防御因子を強化するタイプの薬は、自覚症状を抑えるのに即効性がある。液状のものは、胃の傷口をドロっとした液体でカバーしてしまうため、痛みには効きやすい。
しかし、胃の炎症を根本的に治療するためには、攻撃因子を抑えるタイプのほうが有効である。
胃酸は、3種類のホルモンの刺激によって分泌されている。薬局で市販されている薬(H2ブロッカー)は、この3つのホルモンのうちヒスタミンというホルモンの働きをブロックし、胃酸の分泌を弱めるものだ。
これは胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍に対して強い治療効果を持つ。
病院ではさらに強力な「プロトンポンプ阻害剤」と呼ばれる薬を使うことができる。それは、胃酸の出口そのものをブロックしてしまうもの。胃酸はプロトンポンプと呼ばれる仕組みで分泌されるが、ここに作用することで胃酸の分泌を強力に抑えるものである。

胃薬のH2ブロッカーは、
タバコを吸うと
効きめが弱くなる

 

H2ブロッカーは胃炎や胃潰瘍の治療に用いられる一般的な胃薬の一種である。喫煙者は、H2ブロッカーで治療しても、治療をしていない非喫煙者よりも潰瘍の再発率が高いことが知られている。
これは、ニコチンなどのタバコの成分が薬の作用を阻害しているというよりは、タバコによる胃粘膜の血流低下が関係していると考えられる。
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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]