胃をなおすVol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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ストレスが溜まると胃潰瘍になる

胃潰瘍は、[攻撃因子]と[防御因子]のバランスが攻撃因子優位に傾いた時に起こる。このバランスを維持するために重要な働きをしているのが自律神経だ。
胃の動きや胃液分泌などは、ほぼ100%自律神経がコントロールしている。カラダを働かせる「交感神経」と、カラダを休ませる「副交感神経」、2つの自律神経がたがいに相手を牽制しながら、胃の働きを調整している。
このバランスを崩すのがストレスである。自律神経は、心の活動と密接に関係している。精神的ストレスは、自律神経の機能を低下させ、[攻撃因子]と[防御因子]のバランスを崩し、胃炎や胃潰瘍をつくる原因になるのだ。

食べものが口に逆流してくるのは胃が弱っている証拠だ

口から入った食事は、食道を通って胃に運ばれる。これは地球の重力で下に落ちていくのではなく、「蠕動」という消化管全体の動きによって運ばれている。だから、あまりおすすめはしないが、逆立ちをしながらでも食事はできるのだ。
また、食道と胃の間には噴門部とよばれる「逆流防止弁」がついている。一度胃のなかに入った食べものは、逆立ちをしても逆流できないようになっている。
しかし、胃が弱って食道や胃の動き(蠕動)が低下している場合や、噴門部の機能が低下している場合には、食べものが逆流してくることがある。

胸やけは胃が麻痺すると起こる

 
胸焼けは胃液が食道に逆流して起こるものだ。胃の動きが麻痺すると、胃の内容物が逆流しやすいことは事実だが、実際には胃が麻痺することはほとんどない。
食道の機能は食事を口から胃に運ぶことにある。食道は、胃とは違って、食事を消化したり殺菌したりする機能を持っているわけではないので、その表面は胃の粘膜のとは違って手厚く保護されているわけではない。
このため胃液や消化中の食事が逆流すると、食道の粘膜は酸や消化酵素により炎症を起こしてしまう。これが胸焼けの正体だ。
胃液や食べものの逆流が起こらないように、食道と胃のつなぎ目(胃の入り口の部分)には、逆流を防止する機能が備わっている。この部分を噴門部という。噴門部が何らかの原因でうまく機能しなくなると、逆流が起こりやすくなる。
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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]