骨を強くするVol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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成長期には骨の数も増える

レントゲン的に見た場合は本当といえる。人体の骨は成人で約200個からなる。
ただし、ここでいう骨とは通常の硬い骨の数。子供の頃にはまだ骨全体が軟骨の状態で、骨塩の沈着がないので、レントゲンには写らない状態である。それが成長するにしたがい、徐々に骨塩が沈着し通常の骨が形成され、骨化していくと、レントゲンで写るようになる。とくに手首や足首にそうした骨があるので、成長とともに骨の数が増えるように見える。
とはいえ、医学的には軟骨も骨といえるわけで、それを含むと、骨は増えるとも減るともいえない。単純に骨を数でとらえようとするのには無理もある。

 

○ヒトの骨○

人体の骨格は、頭を含む体幹にある部(軸骨格)と体肢にある部(上肢・下肢などの付属肢骨格)とに大別できる。主な骨は、頭蓋(医学・解剖学用語では「トウガイ」という)、脊柱(カラダの中心にあって体軸となる主要な骨格)、胸郭(胸椎、肋骨と胸骨)、上肢骨(鎖骨と肩甲骨と「手」から「指」まで自由上肢骨)、下肢骨(骨盤帯、大腿・下腿・足の自由下肢骨、足の骨(足骨))など。

 

成長期にカルシウムを人より多く摂ると身長がより伸びる

骨の成長にはカルシウムが欠かせないのは事実。しかし、カルシウムを摂れば摂るだけ骨が伸びるというのはまちがい。
骨はたんぱく質の「骨基質」と、カルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラルの「骨塩」からなっている。骨の形成には、カルシウムだけでなく、その吸収を促すビタミンDも必要となる。
また、副甲状腺ホルモンやカルシトニン、エストロゲンといったホルモンが、バランスよく働かないと骨代謝がスムーズに行なわれず、骨が十分に形成されないことになる。
身長の長短は、特定の栄養素よりも遺伝的なものに負うところが大きいといえる。かといって、子供の頃から激しい偏食があると、骨だけでなく肉体の成長に当然悪影響を及ぼす。バランスの取れた食事が必要なのはいうまでもない。

 

成長期を過ぎると骨の成長は止まる

骨の成長は「骨端線」で起きる。骨端線は上腕骨や大腿骨など、子供の長管骨の端にある軟骨だ。骨端線が成長することで骨が伸びていく。骨の場所により成長の度合いが大きく異なる。特に下肢の脛骨の成長は著しく、第2次成長期の子供はひざが痛むほど、著しく伸びることもある。
成長期が終わり、骨の成長が止まると軟骨からなる骨端線は骨化して見えなくなる。つまり骨の成長もそこで終わる。ただ成長は終わっても、代謝を繰り返しているので、骨は日々生まれ変わっている。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]