「脳貧血」と貧血は、まったく違うものである《ウソなの?ホントなの?》

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「脳貧血」と貧血は、
まったく違うものである

「脳貧血」は、臥位・座位から起立したときにめまいや失神を起こす起立性低血圧や思春期の子どもに多い起立性調節障害(OD)の典型的な症状。貧血は血液中の赤血球数とその中にあるヘモグロビンという物質が少ない、いわゆる「血が薄い」状態をいう。
ただし、貧血は低血圧の基礎疾患の1つであり、症候性低血圧(二次性低血圧)あるいは症候性起立性低血圧の原因となるという点では深い関係がある。

低血圧の人は、
正常血圧の人より
長生きする

低血圧であることが長生きの原因になっているということはない。
ただ、昔から「一病息災」といって、病気持ちの人は、日ごろから自分のカラダをいたわりながら過ごしているので長生きするといわれるが、それがとくに本態性低血圧の人にはあてはまる場合がある。
本態性低血圧の人たちは、子どものころから虚弱な自分のカラダとつきあい、無理をしないことが習い性になっているからである。欧米では血圧が低いだけで、原因が不確かな「本態性低血圧」は病気と認められないことが多いといわれる。

 

低血圧や起立性調節障害 
(OD)の子は怠け癖が
つきやすいので、
きびしく怒ったほうがよい

低血圧やODの子を持つ親は、その症状やメカニズムとその症状を抱えた子の心理をよく理解する必要がある。低血圧やODの子のほとんどが起き上がると立ちくらみがし、朝なかなか起きられない、だるいといった症状を訴え、学校を遅刻したり、欠席して、家でごろごろしていることが多くなるので、一度ならず親や先生の叱責を受ける。怠け癖、仮病と見られるからである。
ところが子どもは、自分の症状に対して不安を持っており、周囲に適合できないこと、親や教師に怠け者と見られることにいっそう不安を募らせている。医師の指示を仰いで、親や周囲の人は、低血圧やODについての正しい知識を持つこと、子どもの心理を理解して、あせらず適切な対処をしてあげることが治療の第一歩である。

 

ひどい低血圧は、
死に至る
ことがある

症候性低血圧(二次性低血圧)や起立性低血圧のなかには下肢の痙攣、胸の痛み、強い吐き気、呼吸困難、意識障害などの症状を伴うものがあり、そのショックで生命が危ぶまれることがある。
また、立ちくらみや失神によって、危険な場所で倒れる場合があるので注意しなければならない。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]