貧血・低血圧Vol.5《ウソなの?ホントなの?》

公開日:
34view
記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
シェアする

タバコを吸うと
貧血になる

タバコ1本から出る煙の中には一酸化炭素が20〜30㎎も含まれている。この一酸化炭素は、血液中に入ると、ヘモグロビンと結合して、カルボキシヘモグロビンとなり、ヘモグロビンが酸素と結びつき、全身に酸素を運ぶ働きを妨げる。一酸化炭素がヘモグロビンと結びつく力は酸素の200倍ともいわれている。
血中にカルボキシヘモグロビンがふえると、血液が酸素を運ばなくなるので、各組織へ栄養がゆきわたらなくなり、老廃物も回収されなくなる。
これは貧血の状態とよく似ているが、赤血球数もヘモグロビンの量も減るわけではない。むしろヘモグロビンが異常をきたしたことの代償作用として、赤血球数が増加する二次性赤血球増加症になることがある。

○タバコの害○

タバコの害は、大きく3つある。ニコチン、タール、一酸化炭素である。
ニコチンは青酸と同じくらいの毒性をもち、急性中毒症状を招くことがある。抹消血管を収縮させ、強い依存性がある。タールはベンツピレンなど多くの発がん物質を含む。一酸化炭素はヘモグロビンから酸素を追い出し、動脈硬化の原因をつくる。
やっかいなのは、これらの有害物質は、副流煙(吸っていない煙)のほうに、2倍以上も含まれていること。また妊産婦の喫煙は、早産・流産、未熟児出産の原因となる。

貧血は、
すべて遺伝する

貧血はその原因によっていろいろなタイプがあるが、日本人の罹患者のほとんどを占める鉄欠乏貧血の主な原因は偏食や誤ったダイエット、慢性の出血などで、後天的なものである。
ただし、ごくまれにみられる貧血の中には遺伝するものがある。再生不良性貧血では、生まれつき遺伝子の異常があって起こるファンコニー貧血というものがあり、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)も先天的に酵素が欠乏していることによって起こるものがある。さらに溶血性貧血の半数は先天性によるものである。

貧血はいったんよくなっても、
再発しやすいので
注意が必要である

 

貧血のほとんどを占める鉄欠乏性貧血の原因は偏食や誤ったダイエット、あるいは慢性出血など。いったん快癒しても、以前と同じような生活習慣に戻ってしまえば、また貧血になりうるし、貧血を起こしている原因が完全に取り除かれていなければ、再発しうる。
規則正しい生活を送り、1日3食、栄養バランスを考えた食事をとること。貧血の原因疾患になりうる病気は、医師の指導を受けて、根治させること。
シェアする
読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]