赤ワインには、すぐれた貧血予防効果がある《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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赤ワインには、
すぐれた
貧血予防効果がある

 ワインの中には、さまざまな栄養素が含まれている。その1つに鉄分があるが、その含有量はワイン100gあたり0・4㎎にすぎず、豚レバーの13㎎、ハマグリの35㎎、干しひじきの55㎎(いずれも100gあたり)などと比べると微量である。
このことからも赤ワインに、とくにすぐれた貧血の予防効果があるとはいえない。鉄分の含有量は、ロゼで0・4㎎、白でも0・3㎎(100gあたり)。赤ワインが貧血予防に効果的であると思えるのは、その血のような色、さらにはキリスト教のミサの聖体拝領で赤ワインが神の血を象徴するためではないかと思われる。
赤ワインの効用が話題になっているのは、鉄分よりむしろポリフェノールである。ポリフェノールはぶどうの皮と種に含まれる物質で、強い酸化防止作用を持ち、動脈硬化の原因となる活性酸素の活動を抑える働きがある。

○白ワインには強力な殺菌効果がある○

 ワイン醸造元のメルシャンが行なった実験によると、24万個の大腸菌に白ワインをかけたところ、10分後に11万個、30分後には20個以下になったとされ、アルコール、赤ワイン、酢など他の被験体に比して、抜群の成績を収めた。
フランスなどでカキなどの貝類に白ワインを振りかけるのは、味を添えるためばかりではなさそう。また、伝統的な生カキには白ワインを飲むという組み合わせも、先人の知恵かもしれない。

レバーは貧血防止効果が高いので、
積極的に食べたほうがいい

 

 レバーは体内への吸収率が高いヘム鉄を大量に含む。100g中に含まれる鉄分は、豚レバーが最も多く13㎎、鶏レバーが9㎎、牛レバーが4㎎となっている。
ただし、肝臓には飼料の汚染物質が濃縮されて蓄積している、あるいは悪性のウイルスが集中している危険もあるので、信用のおける店のものを選び、また生煮え、生食を避けたい。2004年に、北海道で発生したE型肝炎は、豚レバーの不十分な加熱が原因とされた。
新鮮なレバーは、牛、豚、鶏とも、鮮やかな赤褐色で、見るからに張りがあり、弾力がある。新鮮なうちに調理し、よく火を通すこと。薄く切ると、火が通りやすい。

○牛・豚レバーの下ごしらえ○

スポーツ選手は、
ふつうの人より
貧血が多い

 スポーツで激しい運動をすると、酸素摂取量、血流が大幅に増える。当然、ふだんの何倍もの鉄分を消費する。ふつうの人では十分な鉄摂取量でも、運動量の多いスポーツ選手には不十分になりうる。
とくに女性の選手は、月経に運動による消費が加わるので、鉄欠乏を招きやすい。
このほか、長時間、足底を地面にたたきつけるような運動が毛細血管内の赤血球を破壊し、溶血性貧血を起こすこともある。
これらを「スポーツ貧血」といい、事前に意識していれば避けられる。ふだんから栄養をバランスよく十分にとると同時に、鉄分を多めに摂取するようにしよう。また、長距離ランナーなどは、ショックを吸収する靴をはくようにして、足底が継続的に強い衝撃を受けないようにすること。

○なぜ、運動に水分が大切なのか?○

 運動をすると、筋肉などにより多くの酸素を運搬するために、心臓は心拍出量を増加させる。このときの心拍出量(心拍数×1回心拍出量)は安静時に比べ最大運動時で約4〜5倍になる。
ところが、運動をすると汗をかく。「汗」はもともと皮膚の汗腺にある血管内の血漿水分だから、大量の発汗は血漿量を減らし、いわゆる脱水状態になる。脱水による血液量の減少は心臓に還ってくる血液量を少なくさせるから、 運動に見合った心臓からの心拍出量の維持を困難にする。つまり、血液量(血漿水分)を維持することが、運動を続けるためにも安全のためにも必要だ。
発汗によって失った水分、つまり血漿水分を回復するには、水や水以上に脱水回復効率がよいスポーツドリンクを飲むこと大切だ。
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]