鉄剤といっしょにお茶を飲むと、鉄分が体内に吸収されない《ウソなの?ホントなの?》

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鉄剤といっしょに
お茶を飲むと、
鉄分が体内に
吸収されない

お茶やコーヒーに含まれるタンニンは、鉄分と結合して体内に吸収されにくい鉄塩という化合物になる。これが強調されて、かつては鉄剤とタンニンを含む飲料をいっしょに摂取してはいけないとされてきた。しかし、このごろの鉄剤は徐々に効果を発揮するタイプのものが多いうえに、服用する際の鉄剤の量が多く、タンニンの吸収抑制効果は、実際上問題にならないというのが、医学界の常識である。

 

顔色が青白いのは
貧血の人の
特徴である

人間の皮膚の少し赤みがかった色は、血液中のヘモグロビンがつくっている。ヘモグロビンを血色素というのはそのためである。貧血の70%を占める鉄欠乏性貧血になると、このヘモグロビンが不足するため、赤みが失われ、顔色が青白く見えるようになる。
しかし、顔が青白いからといって必ずしも貧血であるとは限らない。ほかの病気のサインということも考えられるので、早めに医師に相談することが大切である。
また、貧血になると、必ず顔色が青くなるというわけではない。溶血性貧血の場合は黄色くなり、肝炎や肝硬変の場合と同じように黄疸様になる。血液中の赤血球が破壊されて、色素のビリルビンが皮膚や粘膜に過剰に沈着するためである。

 

 

鉄分は毎日とらないと、
貧血になる

鉄分は摂取した量の10%、1日に1〜2㎎しか体内に吸収されないのに、毎日1㎎が排出される。女性はそのうえ1回の月経で10〜30㎎の鉄分を失う。その意味では、成人男性が毎日7・5㎎、成人女性が10・5㎎の鉄分を摂取しなさいというのは理にかなっている。
ただし健康な成人では、血液や肝臓などに3〜5g程度の鉄分があり、そのうち約4分の1が貯蔵鉄として蓄えられている。鉄分を摂取しない日があったとしても、すぐに、あるいは必ず貧血になるというものではない。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]