貧血・低血圧Vol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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妊娠中に鉄分が不足すると、未熟児を産む

胎児は必要な栄養を母体から摂取している。鉄分はとくに酸素をカラダじゅうに運び、各組織に栄養を与える重要な働きをしているので、妊娠時には、欠かすことのできない栄養素であり、不足すると、胎児の発育に影響を与えることがあるかもしれない。
しかし、胎児は母体から優先的に鉄分の摂取を受けており、母体の血液中の鉄分が不足し、さらに体内に貯蔵されたいわゆる貯蔵鉄も失われるような事態にならない限り、それほど神経質になることはない。
妊婦のうち10人に3人は貧血であるという。妊娠時には、鉄分をふだんの2倍以上、1日に20〜25㎎は摂取するようにしよう。

 

男性が貧血になることはない

貧血は、若い女性に多い。月経で鉄分を失ううえに、美容のための無理なダイエットや、朝食抜き、あるいは嗜好食品に偏った食事をすることが多く、鉄分の摂取の不足、あるいは鉄分の吸収を助けるたんぱく質を不足させることが多いからである。
しかし男性が貧血にならないということはない。朝食抜きの毎日、あるいは好き嫌いによる偏食を続ければ、貧血になりうる。また胃潰瘍、胃がん、痔疾などによって慢性的に出血している場合は貧血になるし、胃を切除したために鉄が吸収されにくくなって鉄欠乏性貧血になることもある。酒飲みで栄養が極端に偏っている人は、まれにビタミンB12と補い合って働く葉酸の欠乏によって巨赤芽球性貧血を招く。

 

鉄剤を飲むと、吐き気がしたり、下痢をすることがある

鉄剤を服用すると、10人に1人が吐き気、むかつき、下痢などの副作用を訴える。これは胃腸の粘膜を鉄分が刺激するためで、医師に申し出て、飲み方を工夫するか、鉄分の摂取方法を変えてもらうようにしよう。
胃の刺激をできるだけ避けるには、ふつう空腹時に飲むようにすすめられる鉄剤を食後に変えたり、服用量を半分以下の50㎎程度に減らす方法がある。また、漢方薬の中には、鉄剤と併用することで、副作用を抑え、鉄分の吸収をよくするものがある。
それでも改善されない場合は、静脈注射によって鉄分を補給する方法もあるので、医師に相談しよう。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]