冷たい飲み物は冷えを悪化させる《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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冷たい飲み物
冷えを悪化させる

これは、常識中の常識であろう。寒くて震えているときに、人は冷たい物を飲もうとするであろうか。答えはノーである。寒くて凍え死にしそうなときこそ、人は温かい飲食物を欲しがったり、温かいお風呂に入りたがったり、人肌が恋しいと思うからだ。
例外として、『八甲田山死の彷徨』(新田次郎著)にあるように、寒さで頭がやられて(温度中枢が侵されて)、寒いのに裸になったり、雪を食べたりして兵士たちが凍死していったというケースもあるが、極めて非日常的な出来事と言えるだろう。これだって、兵士たちは暑いと錯覚しているわけだから…。

 

冷え症の人は、
むくみやすい
体質だ

本書のテーマである「冷え症・むくみ」をミックスしたようなケースだが、冷え症の人は基礎代謝が低いため、末梢循環も低下しやすくなっている。
そのため、老廃物などカラダに不要な物質(この中に余分な水分も含まれる)が蓄積しやすい体質を持っているといえるだろう。
基礎代謝が低下して寒がりになる典型的な病気として甲状腺機能低下症があるが、この際にむくみが高率に合併症として現れてくる。
このときのむくみは、体液が細胞外に滲みだしたのではなく、皮膚に水和力の高い酸性ムコ多糖類という物質が蓄積する。

 

男性
冷え症にならない

この問いについては、1999年8月に東京ガス都市生活研究所が行なった大規模調査が参考になるだろう。首都圏在住の男女1483人を対象に「夏でも冷えを感じますか」と尋ねたところ、男性で12%、女性で48・3%の方が「冷えを感じる」という結果だった。
そこで、冷房のない春先についても同様の質問をしたところ、男性では17・7%とかえって増えてしまった。
このように、男性にも冷え症はあるし、最近の文明の進歩(冷暖房の普及で汗腺が未発達になったり、車社会による運動不足で筋肉量が低下して熱産生力が落ちる、季節感を喪失する飲食物の摂取過剰で冷えやすくなる)やストレス社会を反映して(いろいろと気遣いして、自分や他人にかかわろうという気力も低下して、うつうつとする)、身も心も冷えやすくなる傾向にある。
また、最近話題になっている男性更年期障害にも「冷え」が伴いやすい。男性更年期障害は男性ホルモン(テストステロン)の減少が引き金になっていると考えられ、その特徴として、うつ症状や気力・性欲の低下以外に、ほてりや冷えといった症状が伴いやすいとされているのだ。
男性の冷え症のパターンとしては、下半身が冷える(Cタイプ)が多いと言えよう。
ただし、冷え症は明らかに女性のほうが訴えやすい病態ではあるが…。

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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]