冷え性・むくみVol.6《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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冷え症の人は寝るときに
靴下を2枚はいて寝ると良い

ストッキングや靴下の2枚ばきは、脚を締めつけ血行を悪くしてしまい、かえって冷え症につながってしまうおそれがある。
一方、女子高生に流行したルーズソックスは、脚を締めつけずに血行も保たれるため、冷え症対策としてはスグレモノと言えるかもしれない。
ちなみに、最近よくニットの帽子などで頭を温かくしている若者を見かけるが、これでは逆に冷え症を促進することにもつながってくる。その理由は、体温調節中枢は脳の視床下部にあるため、脳の周りが帽子などで温められてしまうと、脳はカラダが温まっていると錯覚し、カラダを冷やそうと反応するのだ。
だから、冷え症には「頭熱足寒」は明らかに良くない。やはり「頭寒足熱」が理想なのだが、寝るときなどは脚の血行を妨げない方法で温める必要があるだろう。

呼吸の仕方しだいで
冷え症対策ができる

たとえば、冷房が強くてカラダが冷えすぎている時などに、5秒くらいかけてゆっくりと鼻から肺いっぱいに空気を吸い、15秒くらいかけて口から細く長く吐き続けると(目の前に細いストローがあるとイメージして、その細い穴に空気を通していくイメージで、9セットの呼吸をする)、副交感神経が興奮してきて、血流が増し、手足が暖かく感じてくる。
一方、逆に浅くて速い呼吸を繰り返していると(過呼吸によって手足がしびれてこない程度に)、今度は交感神経が刺激されて、末梢の血流が低下し、皮膚にある感覚神経は冷たく感じてくるはずだ。
ただし、カラダを温める媒体である血液も熱が奪われることで消耗するので、適当にカロリー補給しないと、次第にカラダ全体まで冷えてしまうことになる。ストレスの多い現代社会では、浅くて速い呼吸をする人が増えているので、つねに適度な栄養補給を心がけておくことが大切である。

筋肉の量が多いと
冷え症になりにくい

カラダの熱の6割は筋肉で生産されている。筋肉が発達していると寒さにも強いし、同じ体格の男女を比較すると、女性は男性に比べて冷え症が多いのも、筋肉量の違いにある。
一方、長生きという観点では、女性のほうが男性よりも圧倒的に長命である(2003年の厚生労働省の簡易生命表によると男性の平均寿命は78・36歳、女性は85・33歳)。これについては、さまざまな理由が挙げられている。
女性の長生きには、「冷え」も関係している。女性はホルモンの影響で体脂肪が男性に比べて多い分、脂肪の断熱効果から皮膚温は逆に冷えやすく、男性に比べて温かい格好をすることが多い。このためカラダの中心温度をむやみに上げる必要がなくなり、男性より代謝が低くすむのである。それが、長生きにもつながってくるようだ。
ただし、最近の地球温暖化で増えている熱中症は、この逆の現象なので、肥満の方は特に注意が必要であろう。
※1 女性ホルモンであるエストロゲンが動脈硬化を抑制したり、神経細胞など
の非再生系の細胞死を抑制する作用がある。自律神経・免疫機構も長
寿にフィットする機構を有している。
※2 寒冷環境下での遭難では、女性のほうが体脂肪が多い分、サバイバルにたけている。
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読むサプリ編集室
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[記事提供:株式会社読むサプリ出版]