脂肪細胞を減らせばその後増えることはない《ウソなの?ホントなの?》

更新日: 公開日:
1,480view
記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
シェアする

脂肪細胞
減らせばその後
増えることはない

脂肪がカラダにたまっていくのには2つのパターンがある。1つは脂肪細胞増殖型肥満。これは脂肪を蓄える脂肪細胞の数が増えることにより、肥満になるものだ。特に生後1年、思春期、妊娠末期は脂肪細胞の数が増えやすい時期である。この時期に太ると後々に太りやすい体質になってしまう。
もう1つは脂肪細胞肥大型肥満である。これはもともとある脂肪細胞の中に脂肪を蓄える(つまり脂肪細胞のサイズが増大する)ことで、肥満になるものだ。大人になってからの肥満はこのパターンが多い。
ダイエットでは、脂肪細胞のサイズを小さくすることはできても、数を少なくすることはできない。数を少なくするためには、脂肪吸引などの外科的処置を行うことになるが、その後、脂肪細胞の数がまったく増えないというわけではない。
また、いくら脂肪細胞の数を少なくしても、エネルギー消費量とエネルギー摂取量のバランスが「とり過ぎ」に偏れば、結局肥大型肥満になってしまうのだ。

むくみが慢性化すると
脂肪に変わる

 

むくみは皮下の組織に水分が余分にたまった状態のことを言う。水が脂肪に変わるということはありえない。
むくみを解消するためのダイエットは逆効果になることがある。無計画なダイエットはカラダに必要なタンパク質の合成を低下させ、むくみをさらに悪化させてしまうからだ。
また、むやみな水分の制限もやめた方がいいだろう。水分を制限すれば、確かに一時的にむくみは軽減する可能性があるが、二次的にカラダが水をため込もうとする反応を強くしてしまう。
人間のカラダは、その半分以上が水でできている。体調の微妙な変化は、この水分のバランスに影響をおよぼして、むくみという形で私たちのカラダに現れている。ダイエットで解決すべき問題ではなく、内科や皮膚科などの見地から考えてみる必要があるかもしれない。
むくんでいるのと太っているのとでは、見かけは似ていても、中身はそれこそ水と油ほどの違いがあるのだ。

部分痩せできる注射がある

 

脂肪溶解注射として、いくつもの薬剤が実際に治療に用いられている。しかし、それらの効果について、医学的にきちんと報告されているものは少ない。
脂肪分解酵素に作用したり、脂肪の燃焼効率を高めたりする薬剤を注射で投与するものが多いが、いずれも1回で効果が出るものではなく、何回も繰り返し実施する必要がある。
注射に伴う痛みなどから、治療が続けられないケースが多く、最終的には脂肪吸引などの外科的処置に切り替えることも多いようだ。
少なくとも、気軽に部分痩せできる方法とは言えないだろう。

 

○脂肪溶解注射に用いられる薬剤○

●ヒアルロニダーゼ ●フォスファチジルコリン
●アミノフィリン ●L−カルニチン ●カフェイン
●チラトリコール ●ルチン など

シェアする
読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]