唐辛子を食べるとカラダの脂肪が燃焼される《ウソなの?ホントなの?》

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唐辛子を食べると
カラダの脂肪が
燃焼される

唐辛子に含まれているカプサイシンには、交感神経を刺激する作用がある。交感神経はカラダを興奮させる自律神経だ。
カプサイシンによって血圧と心拍が上がり、血流が良くなる。血流が良くなると新鮮な血液が体中をかけめぐり、体温も上昇する。すなわち、基礎代謝が上がっている状態になるのだ。
基礎代謝の上昇は、消費が進むということを意味するが、必ずしも脂肪を燃やすということには直結しない。摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを若干消費側に傾けるという効果はあるが、あくまで補助的なものと考えるべきだろう。

食後のデザート
ダイエットの大敵だ

女性には甘いものが大好きという人が多くいる。だけど、ダイエットのことを考えると食べるのがコワイと思うこともあるだろう。確かに甘いものを食べ過ぎるのはよくない。それでは、食後のデザートも控えた方がいいかと言えば、そうでもないのだ。
実際、甘いものを食べると幸せを感じるセロトニンという物質が脳で分泌されることがわかっている。セロトニンは、ダイエットを成功に導く重要な要素の1つだ。甘いものを禁止し、ストレスをためると、これが逆に過食を引き起こしてしまうこともあるからだ。
食後のデザートは、満腹中枢(P68参照)にメリハリをつけさせるという意味では重要な役割を果たしている。
ただ、何を食べるかということにはちょっと注意しておこう。おすすめのデザートは、食物繊維が多くビタミン類も豊富な果物である。油で揚げてあるスナック類や、生クリームたっぷりのケーキ類はおすすめできない。どうしても食べたいときは、シェアするか少量にとどめるようにしよう。

○セロトニンとダイエット○

ダイエットをしている時、ふだんよりもっと強烈な食欲を感じることがないだろうか。もちろん、食事制限をしていれば栄養素が足りなくなってお腹がすくのは当然だが、ダイエット中の食欲の要因は、どうもこれだけではないらしい。最近の研究では「セロトニン」という物質が関係していることがわかってきた。
セロトニンは、食欲に関係する神経細胞の間の情報伝達を行なっている物質(神経伝達物質)の1つである。満腹になると、脳は「もう食べたくない」という信号を、セロトニンを放出することで他の神経細胞に伝えている。
さらに、神経細胞にはセロトニンを感知するセンサー(セロトニン受容体)がついていて、セロトニン受容体には食欲を抑える働きがあるとされている。
ダイエットをすると、血液中のトリプトファンというアミノ酸が減ってくる。トリプトファンは、セロトニンの主要な原料だから、ダイエット中はセロトニンを十分につくれなくなり、食欲を押さえにくくなるのだ。
これらのことは実験的に確認され、すでに学会誌にも発表されている。今後、セロトニンをコントロールすることが、ダイエットを成功に導くための重要な鍵になってくるかもしれない。

低インスリン
ダイエット
痩せられる

体脂肪の原料は糖分である。食事をして、糖分として血液中に吸収されたものは、全身の細胞にエネルギーとして送られ、余ったエネルギーが脂肪細胞に蓄えられていく。これが体脂肪が増えるメカニズムだ。
糖分を細胞に取り込ませる働きをしているのが、インスリンというホルモン。低インスリンダイエットは、「インスリンが出にくい食事は太りにくい」という考えに基づいて提唱されているものだ。
人間は血糖値(血液中の糖分の濃度)が下がるとおなかがすいてくる。そして食事をすると、小腸から糖分が吸収され、血糖値が上がる。これで満腹感を感じるわけだが、すぐにインスリンが分泌されて、全身の細胞に糖分が取り込まれていく。その結果、血糖値が下がり、再び空腹感を感じるというパターンを繰り返している。
血糖値の上昇が急激だと、インスリンも大量に分泌され、血糖値も短時間で低下し、すぐに空腹感を感じてしまう。この短い時間の中で消費できなかったエネルギーは、脂肪細胞に蓄えられてしまう。
血糖値がすぐに下がってしまうと、おなかもすきやすい。また、インスリンが大量に分泌される状態(高インスリン血症という)は、動脈硬化の危険因子としても知られている。
逆に血糖値の上昇がゆっくりだと、インスリンもゆっくり分泌される。当然、血糖値も時間をかけて低下するから、その間に消費できるエネルギーの量も多くなる。つまり太りにくい、ということにつながってくるのだ。
血糖値の上がりやすさは、食品によって異なっている。これをGI(グリセミック・インデックス)と言う。
白砂糖や食パン、白米など白い食品は、単純糖質と言われる糖分が多く含まれ、GIが高い。これに比べて玄米やライ麦、黒砂糖などの黒い食品は、複合糖質が多く、GIが低い。これは同じ糖分でも構造が異なるためだ。
低インスリンダイエットでは、当然、GIの低い食品を中心に摂取することになる。ただし、たとえGIの低い食品を摂っていたとしても、摂取エネルギー全体の制限をしなければ、やはり太ってしまう。
低インスリンダイエットは、あくまで太りにくく、おなかがすきにくいダイエット方法の1つだと考えておこう。

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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]