ダイエットの真実を知るVol.4《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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部分痩せは可能だ

 痩せやすい部分というのは確かに存在する。それはおなかだ。おなかの皮下脂肪や内臓脂肪は、太ももの皮下脂肪などと比べると減りやすい。
そもそも「痩せる」とは、脂肪細胞の中の中性脂肪が減少することを言う。この減少は脂肪動員ホルモンと呼ばれるノルアドレナリンやアドレナリンなどの働きによって起こる。体脂肪の中でも、脂肪動員ホルモンがもっとも強く作用するのは内臓脂肪、次におなかの周りの皮下脂肪だ。
ダイエットをして、摂取エネルギーが必要エネルギーを下回ったとき、脂肪動員ホルモンが脂肪の分解を始めるが、最初に分解されるのはおなかの内外の脂肪ということになる。だから「くびれたウエスト」をつくりだすことは、ダイエットの中でも一番簡単な課題の1つと言えるだろう。
脂肪動員ホルモンの多くは、脳や副腎から血流に乗って全身をくまなく流れる。ただし、1つだけ例外がある。それはノルアドレナリンだ。ノルアドレナリンは交感神経の刺激により脳や副腎ではなくカラダの各所で分泌され、その場(もしくはその周囲)で効果を発揮するホルモンだからだ。
交感神経を刺激するための一番の方法は運動をすること。痩せたい場所の筋肉を意識的に動かすことで、その部分の皮下脂肪を選択的に減らすことは理論的には可能である。
たとえば、二の腕を細くしたいと思ったら、腕を使った運動を集中的に行なってみる。すると、ノルアドレナリンの分泌が腕を中心に局所的に高まることが予想される。ノルアドレナリンが分解した脂肪を、その場で消費することができれば、特定の場所(この場合は腕)の皮下脂肪を減らす、つまり部分痩せにつながってくるのだ。

基礎代謝
筋肉量に比例する

 人間が生活するためのエネルギーは、基礎代謝、生活活動代謝(カラダを動かすのに使うエネルギー)、食事誘導性熱代謝(消化吸収に必要なエネルギー)の3つに大きく分けることができる(P28〜29参照)。
基礎代謝は心臓の動きや呼吸など生命を維持するために必要なエネルギーであり、運動をしなくても消費される。1日に消費されるエネルギーのうち、この基礎代謝がじつに70%近くを占めている。
基礎代謝はふつう、年齢、性別、体重をもとに計算されるが、このときの体重には体脂肪が含まれている。しかし、実際には基礎代謝は、体重の中でも筋肉量や骨量など体脂肪以外の部分(除脂肪体重)との関連が大きい。
除脂肪体重の多くを筋肉量が占めていることを考えると、厳密には断定できないが、筋肉量と基礎代謝はおおむね比例すると言っていいだろう。

○基礎代謝の計算方法○

薄着は基礎代謝を
下げる原因になる

 体温の維持というのは、基礎代謝によって支えられている。周囲の温度が下がると、体温を維持するためには新たに熱をつくり出す必要があり、これにはより多くのエネルギーを要することになる。
だから、薄着にすれば、逆に基礎代謝は高まることになるのだ。また、薄着にしなくても冬場は外気温が低いため、夏に比べて基礎代謝は上がる。
ただし、薄着に不慣れな人が寒い時に急に薄着をすると、カラダの機能が変化に対応しきれず、カラダを冷やして逆に健康状態を悪化させる可能性もある。やはり、無理は禁物である。
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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]