ダイエットの真実を知るVol.1《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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絶食すれば必ず痩せられる

絶食すれば絶対に痩せるのは本当だ。体重60㎏の30代女性であれば、まったく運動しなくても、基礎代謝だけで1日に約1400㎉消費する。絶食した場合、このエネルギーはカラダを燃焼してつくり出すしかない。燃焼した分だけ体重は減るのだ。
ただし、単純な絶食には弊害も多い。運動をせずに絶食だけすると、脂肪だけでなく、筋肉や骨の量も減ってしまう。さらに、カラダのホルモンバランスも大きく変化する。これらはカラダの機能に大きな悪影響を及ぼすだけでなく、リバウンドの原因にもなる。
だが、あまりにも重度な肥満に対しては、医師の管理のもとで超低カロリー食による医療用ダイエットを行なうこともある。ちなみに、海外では300日以上入院・絶食して、ダイエットしたという肥満者の記録が残っている。

 

○食べていないのに太ることもある?○

これはウソ。消費するエネルギー以上に摂取しない限り、脂肪の貯蓄が増えることはない。太る人は、実際は消費している以上に食べているのだ。
ただし、「ほかの人より食べていないのに…」ということがあるのは、本当かもしれない。消費エネルギーの量は個人差が大きいため、同じように食べても、痩せる人と太る人がいることも事実だ。また、食べ方にも問題がある。1日の摂取エネルギーが同じでも、食事の回数が少なく、夜に偏っている人は、太りやすい。
それから、勘違いとしてよく出るのが「水で太る」という言葉である。確かに1ℓの水を飲めば、体重は1㎏増える。食後も体重は一時的には増えるだろう。しかし、これは太ったとは言わないのだ。水分は尿や汗、呼気から自然に出て行くし、食べ物の残りも便として排泄される。
「太る」というのは、あくまで食べ過ぎたエネルギーが脂肪分として蓄積されたことを言う。体重の増加を気にして水分を控える人がいるが、これは脱水や便秘を招き、ダイエットにも支障をきたすことがある。やはり、水分はしっかりとらないといけない。
まずは、自分の消費エネルギーを知ることが重要になってくる。そして、それを超えないように気をつければ、太ることはないはずだ。

 

太る体質、太らない体質は生まれつき決まっている

両親から受け継がれる遺伝子は、子供の体質を決定する上でもっとも重要な要素になっている。人間の遺伝子は3万2000種類もあるが、そのうち肥満にかかわる遺伝子は現在までに50種類以上あることがわかっている。
しかし、この肥満遺伝子が子供に受け継がれたとしても、それが肥満になることを決定するわけではない。あくまで「肥満になりやすい」というだけのことである。
生活習慣に気をつければ、肥満遺伝子を持っていてもスリムなボディを手に入れることは難しくないのだ。
また、太っている人は、血のつながった親族だけでなく、配偶者やペットまで体格が似てくるという笑えない報告もある。どうやら肥満体質の遺伝は、太りやすい生活習慣が遺伝しているケースのほうが多そうだ。

 

子供の時に太っていた人は大人になっても太りやすい

太るパターンは2つある。1つは脂肪細胞の数が増えるパターン。もう1つは脂肪細胞のサイズが大きくなるパターンだ。
脂肪細胞の数が大きく増えるのは、胎児期最後の2か月、乳児期最初の半年、そして思春期の3つの時期である。この時期に太るのは、脂肪細胞の数が増えることが要因になっている。
大人になってから太るのは、脂肪細胞の数ではなく、サイズが大きくなってくるためだ。子供のころに太っていた人は、脂肪細胞の数が多い分だけ太りやすいと考えてよいだろう。

 

○肥満児は肥満成人になるのか○

これまで肥満児の約8割は大人になっても肥満になると考えられていた。しかし、最近の研究では小児肥満のうち大人になっても肥満が継続している人の割合は約3分の1というデータが発表されている。
ただ、このデータでは、肥満度が高くなるにつれて肥満の解消は難しいということも指摘されている。やはり、子供の時期にきちんとした生活習慣を身につけていた方がいいということだろう。

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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]