ボケは遺伝する《ウソなの?ホントなの?》

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ボケは遺伝する

 ほとんどのアルツハイマー病は遺伝しないが、65歳以前(40代から50代にかけて)に発症する家族性早発性アルツハイマー病で原因遺伝子がいくつか見つかっている。

第1染色体、第14染色体、第19染色体、あるいは第21染色体上にあり、第14染色体上のものが重要視されている。プレセニリン1と呼ばれ、初老期アルツハイマー病に関連していると見られている。

第19染色体上にはアポE(アポリポ蛋白質E)と呼ばれる遺伝子があり、この遺伝子の一形態がリスクの増大に関連しており、多くの研究者が注目している。脳血管性の痴呆の場合については、特に遺伝性については明らかになっていない。

女性より男性
ほうがボケやすい

 統計の取り方しだいで変わることがあるが、一般に男性のほうがボケやすいということはない。反対にアルツハイマー型痴呆は、女性は男性の約2倍と多いのだ。

これは女性ホルモンとの関連が指摘されていて、女性ホルモンのエストロゲンには動脈硬化を防ぐ効果があり、脳血管性の痴呆から守られているとみられるが、閉経後10年以上を経るとその効果がなくなるせいかアルツハイマー型痴呆になりやすいという見方もだされている。

また、女性のほうが長寿でそれだけぼけてしまう可能性も高くなる。

アルミ缶飲料を飲んだり、
アルミ鍋を使うと
ボケやすくなる

 アルミは無害で有用な金属としてビールやジュースの缶、やかんやなべの容器のほかに食品添加物、医薬品にまで広く使われている。そのアルミニウムがボケとの関連で注目されるようになったのは1970年代に人工透析患者が痴呆や失語症で亡くなる事故が発生し、亡くなった患者の脳から高濃度のアルミが検出されたことがきっかけだ。

その後の研究で人工透析を受け、アルミ化合物を体内に循環させている人の脳に、アルツハイマー特有の老人斑(アミロイド斑)を形成するβアミロイドたんぱくに変化する物質が発見され、疑いが濃厚になった。しかし、このような変化が確実にみられるということではないことから、老人斑はアルミ以外にも何らかの物質が関係していると考えられている。現時点では、ホントと確認されたとはいえない。

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