美肌はつくれるVol.4《ウソなの?ホントなの?》

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記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
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ケミカルピーリング
医療行為である

ケミカルピーリングは、古くなった角質などを薬剤で溶かし、ターンオーバーを促す治療法。くすみや薄いしみ、小じわ、ニキビなどに効果があり、ピーリング効果のある石けんや、自宅で行なえるピーリングキットなども販売されている。しかし、本来のケミカルピーリングは、平成12年11月の厚生省(現厚生労働省)の通達によって「医師のみが行なえる医療行為である」とされている。
これは、一部のエステティックサロンなどで「黒ずみが残った」「赤くはれた」「やけどのような傷ができた」などのトラブルが多発したため。現在でもケミカルピーリングを行なうエステはあるが、薬剤の濃度は低く抑えられている。自宅で使うキットや石けんなども同様だ。
しかし、薬剤を湿布する時間や頻度によっては肌にトラブルが出る可能性もある。また、ピーリング後の肌は非常に薄くなっているため、乾燥や紫外線の害をダイレクトに受けてしまう。正しいアフターケアをしないと、かえって皮膚を傷つけることになりかねないので、とくに皮膚の弱い人は皮膚科や美容外科などで前もって相談するのがいいだろう。

レーザーでも
取れないしみがある

女性ホルモンの影響でできる肝斑と呼ばれるしみはレーザーでは消えない。それどころか、レーザーを照射したことによってしみが濃くなることもあるので注意が必要だ。
肝斑は額、頬、口の周りなど顔の広い範囲に左右対称に現れるうす茶色のしみ。20代後半から40代の女性に多く見られ、紫外線でさらに悪化してしまう。残念ながら肝斑はレーザーだけでなく、フォトフェイシャルなどの光治療法でも効果があるのは5人のうち2人ぐらい。逆にしみが濃くなることもある。治療には皮膚美白剤などの配合された医療クリームの湿布、ピーリング、ビタミンCイオン導入、トラネキサム酸の内服・外用などにより行なわれるが、完治には時間がかかる。
また、けがやニキビあとにできて時間のたってしまった色素沈着によるしみもレーザーが効かない場合がある。輪郭のはっきりしない薄いしみもレーザーでは取れにくい。
レーザーで取れるのは、いわゆるアザのほか、加齢や紫外線によってできるしみ(老人性色素斑)、そばかす、脂漏性角化症と呼ばれる盛り上がったしみなどだ。しかし、人によっては一度消えた後に再発したり、取りきれず薄くなる程度だったりと必ずしも効果は一定しない。

○レーザーを使うとなぜしみが取れるの?○

しみの治療に使われるレーザーは、メラニン色素に吸収される波長の光(700〜1000ナノメートル程度)を発生するようになっている。レーザーをしみに照射すると、しみの本体であるメラニン色素が光を吸収する。すると光のエネルギーはすぐ熱エネルギーに変換され、それがメラニン色素を持つ細胞を壊し、その結果しみが消えるのである。光はメラニン色素にしか作用しないから、周囲の細胞は無傷のまま、というわけだ。
つまり、メラニン色素の量が多いほどレーザー光が十分に吸収されるのである。色の濃いしみはレーザーで取れるが薄いしみは取れにくいというのは、こうしたレーザーの性質による。

コラーゲン
塗ると肌が
つやつやになる

コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚、骨、軟骨、血管などをつくるのに重要な役割を持っている。とくに皮膚の真皮に多く含まれ、ハリのあるみずみずしい肌には欠かせない存在だ。そこでコラーゲン入りの化粧品などが多く登場しているのだが、実はコラーゲンはそのままでは皮膚に吸収されない。
原因はコラーゲンの分子量の大きさ。コラーゲンの分子量が30万程度であるのに対し、皮膚に吸収される物質の分子量はせいぜい1000まで。コラーゲンをそのまま塗っても、とうてい肌にはしみ込まない。わかりやすく言うと、針穴にサッカーボールを押し込むようなものなのだ。
コラーゲン入りの化粧水などはさわったときの感触がぬるぬるしているので、肌に塗るとつややかになったように感じる。しかし実際はそのような感じがするだけ。肌に塗るのなら、コラーゲンをぺプチドやアミノ酸レベルにまで分解している製品を選ぼう。

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読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]