アレルギーはなくせるVol.8《ウソなの?ホントなの?》

公開日:
35view
記事提供:読むサプリ出版「新よむサプリシリーズ」
シェアする

保育所・小学校
おやつ・給食は
安全である


食物アレルギーはよく知られるようになって、保育所や小学校での対策の必要性は認識されている。一部では「アレルギー一次予防給食」という考え方が出ているが、全国的に食物アレルギーの対応がなされているかというと皆無に近いのが現実だ。
ただ、最近は「ファーストフード」に対立する食のあり方として、「スローフード」という言葉が聞かれる。アレルギー対応食は、実はスローフード回帰そのもの。
実際にどのようにするかといえば、和食を中心とした献立で、できるだけ新鮮な食品を使うこと、保育所ではとくに「離乳食」に気を配ることが大切だ。
卵と牛乳をアレルゲンとするこどもは、0〜6歳の乳幼児のアレルギー児全体の60〜80%に達する。しかも家庭において、十分、卵や牛乳をとっているので、「卵・牛乳なし」でもバラエティに富んだ給食レシピを作ることが可能だし、推奨もされている。
ただし、それですべてが解決するわけではない。アレルギーを持つこどもは個別にさまざまな対応が必要であり、「お弁当持参」に落ち着くことが多い。そんなケースでは、人と違うということで、「いじめ対策」も考えなければならない。

食物アレルギー
調べることが
できる


「医食同源」との言葉のとおり、食べ物や食べるということは健康のもと。でも、その食べ物で日本人に「食物アレルギー」がとても多い。
食べ物によってはジンマシン、湿疹、下痢はおろか、呼吸困難、アナフィラキシーなどの異常な症状を引き起こす。そのような症状のすべてが食物アレルギーというわけではない。生まれつきミルクが分解できない乳児もまれにいる。これは代謝の異常で食物アレルギーではなく、下痢が長引いたときに同じような症状を示す。
食品には自然な形でヒスタミンやセロトニン、カフェイン、アセチルコリンなどの物質が含まれ、この場合は「抗原抗体反応」がないのにアレルギー類似の症状を示す。
アレルギーかどうかを判断するには、やはり卵白や牛乳などの抗原(アレルゲン)に対するIgE抗体測定、ヒスタミン遊離試験などの血液検査、皮膚テスト(プリックテストなど)、原因の食べ物を食事から除く「食物除去試験」、逆に原因と思われる食べ物を食べてもらう「食物経口負荷試験」が専門医などによって行われる。

食物アレルギーを
起こす食品には
表示がある

食品に卵、牛乳、小麦、そば、落花生が含まれているときは含有していることが表示されている。
厚生労働省は2002年4月より食品衛生法に基づき「アレルギー物質を含む食品の表示」を義務付けたので、食品メーカーは加工食品に必ず表示しなければならない。表示の仕方は食品パッケージの「一括表示」の中やその欄外である。
約70%の食品会社がすでに表示し、多くの消費者はその表示を確認している、との心強い調査結果も出ている(「厚生労働省調査」(2001年)による)。
しかし、デパ地下などの調理食品(惣菜)に対する義務付けはなく、食物アレルギーのこどもがいる家庭、花粉症などと交差して食物アレルギーがあるおとなも気をつけたい。
シェアする
読むサプリ編集室
「新よむサプリシリーズ」は、クイズ形式でのミニ知識<ウソなの?ホントなの?>や、ダイエットの真実を知る<薬膳レシピ>などを提供。根拠にもとづく健康選択ができるよう応援しています。
[記事提供:株式会社読むサプリ出版]